「腸もれ」とは、腸内環境が悪化して、腸壁の粘膜の細胞同士の結合がゆるくなった状態です。
腸もれになると、本来は腸壁でブロックし、体外へ排出される毒素やウイルス、細菌などの有害物質が体内に侵入してしまいます。
認知症をはじめ、体にさまざまな悪影響をもたらす「腸もれ」を予防・改善するためには、合成添加物にも注意が必要です。
日本で使用が認められている食品添加物は800品目以上あります。しかし、天然由来のものと化学的につくられた合成添加物は区別されていません。
そのため、すべてを把握することは難しくても、腸もれリスクの観点から避けたい添加物について知っておくことが大切です。
そして、特に避けたいものとして注意してほしいのが、 人工甘味料 合成着色料 合成保存料 の3つです。
合成添加物の中で、最も注意しなければならないのが人工甘味料です。
人工甘味料は糖質を含まないにもかかわらず、強い甘みを持っています。しかし、その甘さによって脳が混乱し、血糖値を乱す恐れもあります。
さらに人工甘味料は腸内環境にも影響を与えます。悪玉菌が増える一方で善玉菌が減少し、腸内環境の悪化につながり、腸もれになるリスクが高まるのです。
特に避けたい人工甘味料は、
アスパルテーム
スクラロース
アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
サッカリンナトリウム
ネオテーム
アドバンテーム の6種類です。
人工甘味料だけでなく、合成着色料や合成保存料にも注意が必要です。
食品の原材料表示欄に、食用赤色〇号やオレンジBなど、色と数字やアルファベットで表されている合成着色料は「タール色素」と呼ばれるもので、これらは石油からつくられた合成着色料です。
タール色素は腸内細菌によって分解されますが、その際に毒素が発生します。
それによって腸内で炎症が起こり、大腸粘膜の細胞のDNAを損傷するという報告があります。
合成保存料の中では、「ソルビン酸カリウム」と「安息香酸(あんそくこうさん)」が特に避けたい2つです。
合成保存料は微生物や雑菌の繁殖を抑える目的で使われていますが、その働きによって腸内細菌にも悪い影響を与えてしまうのです。
実際に、人工甘味料が認知機能に及ぼす影響を示した研究もあります。 ブラジルで1万人以上を対象に行われた大規模調査の結果、人工甘味料を最も多く摂取していた層は、摂取量が最も少ない層に比べて認知機能の低下が62%も早く進行していました。
人工甘味料は悪玉菌の大好物です。悪玉菌が増えることで腸内環境が悪化し、腸もれが起こる要因になります。
つまり、人工甘味料を摂りすぎると、腸もれを引き起こすだけでなく、認知機能の低下にもつながるのです。
甘いのにカロリーゼロ、糖質ゼロ、傷みやすいはずなのに常温保存ができる食品には、合成添加物が使われている可能性があります。
こうした不自然な食品はできるだけ避けたほうがいいでしょう。
人工甘味料や合成着色料、合成保存料は、私たちの身近な食品にも多く使われています。
しかし、知らないうちに摂取量が増えていることも少なくありません。
まずは食品表示(原材料表示)を確認する習慣をつけながら、合成添加物の摂りすぎになっていないか見直してみてはいかがでしょうか。