「認知症予防は遺伝や年齢次第だから仕方ない」と諦めてはいませんか?
最新の研究では、遺伝や日々の生活習慣にとどまらず、その人の「性格」や「心のクセ」も認知症の発症リスクに大きく関わっていることが解明されてきました。
性格そのものを無理に変える必要はありませんが、自分の思考傾向を知り、ストレスケアや日々の過ごし方を少し工夫することは、脳の若々しさを保つ大切な一歩となります。
認知症とは、「記憶障害」や「判断力の低下」などが起こる脳の病気ですが、その発症に関わる要因は遺伝や生活習慣、環境だけではありません。
近年の心理学や神経科学の研究では、“性格”も重要な影響を与えることがわかっています。
では、具体的にどんな性格がリスクを高めるのでしょうか?
ひとつは「高い神経症傾向」
つまりストレスや不安を感じやすく、感情の起伏が激しいタイプです。こうした性格は慢性的な心理的ストレスを招き、脳の健康に悪影響を及ぼすと考えられています。
逆に、開放的で柔軟な性格は認知症リスクの軽減に寄与すると言われています。
また、「内向的で孤立しがち」という性格パターンも注意が必要です。
社会的交流が少ないと脳の活性化が減り、認知機能の低下が早まるリスクが高まります。
このように、性格は生活の中での行動パターンやストレス反応を通じて、認知症発症に影響を与えているのです。
改めて、認知症リスクと関連が深い性格の特徴は、以下のような点が挙げられます。
自分や身近な人を振り返りながらチェックしてみましょう。
感情が不安定でイライラしやすい
神経症傾向が高い場合、慢性的なストレスが脳に悪影響を与えます。 新しいことや変化に対して消極的 心の柔軟性が低く、認知的な刺激も不足しがちです。 人との付き合いが苦手で孤立しやすい 社会的なつながりの少なさは脳への刺激不足を招きます。
自己批判が強く、ネガティブ思考になりやすい
ストレスが増え、脳の健康にマイナスに働きます。
前述の通り、もちろんこういった性格の人が全員認知症になるというわけではありませんが、上記に当てはまる場合は注意が必要です。
また、年齢を重ねて性格の変化が現れた場合は、アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症などの初期症状と考えられる場合も。
性格の変化だけで病気と断定することはできませんが、単に「その人の性格だから」と片付けず、周囲が注意深く見守ることが大切です。
気になる変化が見られた場合には、早めに専門の医療機関などに相談することが望まれます。
また、日常的な改善方法としては適度な運動やバランスの取れた食事、社会交流を行ったり、趣味や学習などでの脳への刺激などが認知症予防には適していると言われています。
まずは1つずつ、できるところから始めてみましょう。
不安やストレスを溜め込みやすい、人との関わりを避けがちといった行動パターンは、脳への刺激不足や慢性的な負担につながりやすくなります。
運動や食生活の改善に加え、人と話す機会を作ったり新しい習慣を試したりすることが有効です。
急激な性格の変化は初期症状のサインである可能性も考慮しつつ、まずは無理のない範囲で日常にちょっとした変化を取り入れ、楽しみながら脳を活性化させていきましょう。