タンパク質の摂りすぎで「老化が加速」する可能性、運動不足の人は今すぐ見直しを!

2026年08月24日 16:57

学術誌『Cell Press Blue』に掲載された記事は、タンパク質の摂取量を増やすのではなく減らすことで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性があると結論づけている。

 本論文の筆頭著者である米ウィスコンシン大学マディソン校のダドリー・ラミング教授は声明の中で、「大半の人は比較的運動不足であるため、実際には必要以上のタンパク質を摂取している可能性が高く、それが健康に悪影響を及ぼしている可能性がある」と述べている。

タンパク質摂取を控えることで分泌が促されるホルモン「線維芽細胞増殖因子21(FGF21)」に着目している。このホルモンにはエネルギー代謝を高め、血糖値をコントロールし、炎症を抑える働きがある。

高タンパク食品に含まれるメチオニンやイソロイシン、バリンなどのアミノ酸は、成長経路(増殖シグナル伝達経路)を活性化させる。

これが肥満や炎症、その他の加齢に関連する疾患のリスクを高める要因になるという。

 ヒトを対象とした臨床試験では、総摂取カロリーが増えた場合でも、タンパク質の摂取量を減らした人の方が体重や体脂肪が減少し、空腹時の血糖値も改善したことが判明している。

ただし、運動をする人については、運動によって余分なアミノ酸が疾患に関連する経路ではなく筋肉へと送られる。

そのため、日常的に運動を行うアスリートはタンパク質の過剰摂取によるリスクを免れている可能性があると指摘する。

また、タンパク質の推奨摂取量は単に年齢だけでなく、「その人にどれだけの運動習慣があるかに基づくべきである」とも結論づけている。

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