酸化が「体のサビ」なら、「体のコゲ」と呼ばれるのが糖化だ。
糖化は、過剰な糖がたんぱく質や脂質などと反応することで起こります。
高血糖の状態が続けばAGEs(終末糖化産物)が過剰に作られ、細胞に蓄積してたんぱく質の変性を引き起こします。
糖化が進めば血管や神経、臓器など全身にダメージが広がり、動脈硬化や糖尿病、高血圧、心臓病などにつながっていきます
肌を構成するコラーゲンが糖化すれば、しわやくすみ、たるみとなって外見にも老化の影響が現れる。
炭酸飲料やフルーツジュース、スポーツドリンク、ジャム、甘いヨーグルトなどには果糖が多く含まれています。
果物はそのまま食べれば食物繊維もビタミンも豊富ですが、品種改良によって糖度が上がってきているので、食べすぎには注意が必要です。
糖化対策という点では、少し酸っぱくて甘みが足りないくらいの果物がいいでしょう
看過できないのが、AGEsは体内で作られるだけでなく、食品にも含まれている点だ。
なるべく『煮る』『蒸す』といった調理法を選びましょう。
もし炒めるのであれば、黒酢炒めにする、肉にレモンをもみ込んでおくなどすると、酢酸やクエン酸でpHが下がるので、AGEsの生成量を減らすことができるとされています
糖化対策のポイントとしてもう1つ忘れてはいけないのが、「血糖値スパイク」を防ぐことだ。
野菜や海藻類など食物繊維の多い食材から先に食べる『ベジファースト』をすれば、血糖値が上がりにくくなります。
ただし、野菜を食べてすぐにご飯を食べてしまうと、一緒に食べているのとほぼ変わりません。できれば15〜30分程度の時間をあけ、よく噛んで食べるといいでしょう。
糖化だけでなく、酸化や炎症を防ぐという点でも、地中海食や塩分を控えた和食は優れています。
糖質を控えめにして、その分、たんぱく質を少し多めに摂る。たんぱく質は飽和脂肪酸を含む脂身肉よりも鶏肉、大豆などの植物性食品や魚介類を中心にするといいでしょう。ナッツ類もおすすめです。
果物はジュースではなく、そのまま食べれば食物繊維も摂れます。りんごなら皮をむかずに丸ごと食べるのがいい。
白米は糖化の原因になるので、玄米や雑穀を混ぜて食物繊維を増やすといいでしょう。
糖は筋肉で消費されるので、身体活動量が低すぎるのはよくありません。
ただしやりすぎる必要はなく、毎日軽く外を散歩するくらいの活動量があれば、充分な運動になります。