アルコールが健康に与える影響については多様な意見がありますが、まだ腎臓を悪くしていない人なら、ほどほどに嗜(たしな)んだほうがいいと思います。
お酒があると、夕食はおかずをつまみながら食べるようになり、白米など炭水化物の摂取量が減ります。
実際に、お酒を出す店のメニューの多くは血糖値を上げにくいものが多いのです。
居酒屋の焼き鳥、刺身、冷ややっこ、枝豆など、どれもあまり血糖値を上げません。
洋風の店でも、肉や魚、野菜を使った料理を選び、ピザやパスタを食べないようにしていれば血糖値は上がりません。
それになにより、ほとんどのアルコールは血糖値を上げません。
ただし、アルコールの種類によっては、血糖値が上がるので注意が必要です。 アルコールには、大きく分けて蒸留酒(じょうりゅうしゅ)と醸造酒(じょうぞうしゅ)があります。
このうち、ウイスキー、ジン、ウォッカ、ラム、焼酎(しょうちゅう)などの蒸留酒は血糖値を上げません。
ウイスキーの水割りやハイボール、甘味の入っていない酎ハイなどを飲んでいれば、血糖値は上がりません。
醸造酒のうち、ビールは糖質が多いので血糖値が上がりやすいのですが、「糖質ゼロ」タイプなら上がりません。
日本酒はやや上げる程度で、ワインはほとんど上がりません。 なかでもワインは、血糖値の上昇がほとんどないだけでなく、いろいろな健康効果が期待できます。
赤ワインは、抗酸化作用があるポリフェノールが非常に豊富です。 また、辛口の白ワインに多く含まれる酒石酸(しゅせきさん)という成分に、痩せる効果があることがドイツの研究で報告されています。
とはいえ、多量のアルコール摂取は血圧を上げます。高血圧が腎臓に悪影響をもたらすのは明らかなので、あくまで自分の適量を踏まえることが大切です。
なお、アルコールの種類を問わず、水も一緒に飲んでください。 水を飲むことで血中アルコール濃度が高くなりすぎず、悪酔いするのを防ぐことができます。
また、日本酒のような糖質が含まれる醸造酒の場合、水を飲めば血中ブドウ糖濃度も低く抑えられます。
基本的にお酒は、一人ではなく気の合う仲間と楽しみましょう。
大切な一日の終わりに愉快な時間を過ごすことは、ストレスを解消し、あなたの健康に大きく寄与してくれるはずです。